伝統の技

本日は一日だけ、ＪＲ京都伊勢丹の8階で開催されている
「京焼・清水焼　伝統工芸士作陶店」に、一日お茶席のお手伝いに行ってまいりました。
お茶席といいましても、点て出しです。
点て出しと言うのは、お客様の前で点前するのではなく、
お茶を水屋で点てて運ぶというものです。


日曜日とあって、スゴイ人でした。
でも、初日はもっと凄かったみたいです。

いつもは、お高いお茶碗が、10、500円均一でした。
ひゃ～、それでも私には買えないよ（涙）。
他にも、お値段は違いますが、銘々皿や花入れなども展示してあります。

初釜

私の稽古場でも、先日、初釜が行われました。

初釜とは、新年最初に行なうお茶会で、お濃茶、お薄茶、そして懐石料理を召し上がって、
新年をお祝いするお茶会です。

まずは、新年のご挨拶から始まり、炭点前。
炭で窯の湯が煮える間に、お料理をいただきます。

お料理の一部です。
右は、煮物の「かにしんじょう」です。
すべて、先生の手作り。美味しかったです～♪

そうこうしている間に・・・
窯の湯もいい感じになり、お濃茶を頂きます。
そして、お薄茶を頂くのが決まりです。

先生のお点前を見れるのは、年一回の初釜のみ。
思わず、パチリ。必死で手さばきを観察。
しかし、お腹もいっぱいで、少し眠気が・・・。
危ない、危ない！！

今年の初釜の主菓子は、虎屋製で「御好春景色」です。

年一回の為、十？回も体験しているのに、お食事の作法がなかなか覚えられませんね～。
それでも、堅苦しいイメージがある初釜ですが、私は、とっても楽しくて好きです。

今年も後何時間！！

今年も、後わずかとなりました。
よく前に、「25歳すぎたら、一年が早いで～～～～！！」というのを
ここ何年、忠実に守ってるかのように、12ヶ月が早いです。


今年の締めくくりのブログは、色紙を一つ紹介したいと思います。

「時々勤めて拂拭せよ」　
（じじつとめてふっしきせよ）

色んな意味が含まれるので、文章にするのが難しいんですが・・・
簡単に説明すると、常に身も心も綺麗にする事に勤めよ。という事です。

今年は、私事ではなくても、周りで色んな出来事がありました。善い事も悪い事も。
その中で、この言葉は、原点になるんじゃーないかなと思います。
心掛け次第で、善くもなるし悪くもなる。
みんなが心掛るだけで、そこからまた、善い行いが広がっていく。
常に気を付けて行きたいものです。

来年は、今年以上に作品を作れるよ～に頑張ります
それでは、皆様、来年もよろしくお願いします

来年も皆様にとってよい年になりますようにm(__)m